私がプレイしたのはここのつ、そらいろ、はるいろ、ゆきいろ、新章のすべてが詰まったバージョンです。
率直に言うと絵&ヒロイン可愛い声優さんすごい音楽最高激動のストーリーでめちゃくちゃ面白かった。
全体としての感想は日常パートは小気味いい会話で面白くシリアスな時はとことんシリアスで時には絶望のどん底に突き落とされるような激動の展開で飽きずに最後まで面白かった。
物語を走り終わった後はもう彼らの会話を見ることはできないんだと寂しくなった。
9-nine-は4つの物語を順番に観ていくという感じでしたが物語を進めるにつれどんどん真相が分かりどんどん物語にのめりこんでいった。
- 1章(ここのつここのかここのいろ)
- 2章(そらいろそらうたそらのおと)
- 3章(はるいろはるこいはるのかぜ)
- 4章(ゆきいろゆきはなゆきのあと)
- 新章
- この世界は、キミを「 」した物語だった───。
- サブキャラ
- 音楽
- 絵
- 最後に
9-nine-の序章であるこの話はエンディングの歌詞のように世界観やアーティファクト、キャラの説明を含んだプロローグという感じであまりストーリーの進展やアーティファクトバトルもあんまりなくて物足りなさも感じたが、とにかくみゃーこ先輩が可愛かった。
社長令嬢という肩書に反して倹約家で家庭的で優しく、ジャンクフードが好きな庶民派という感じでドストライクだった。
みゃーこ先輩と帰るときに毎回荷物かごに入れていいよというセリフがみゃーこ先輩の気遣いが感じられて良い。
翔の気持ちがみゃーこ先輩にばれてぎくしゃくした後の壁越しの告白シーンは二人の今の微妙な距離感を感じられて好きなシーンです。
付き合った後のデートのUFOキャッチャーやモックでみゃーこ先輩の金銭感覚や二人の仲睦まじい姿を見られているほのぼのした
。みゃーこ先輩の焦った時に目が丸くなったりいぶかしんでる時のもじゃもじゃの目が可愛い。最後にスティグマが広がっていたり黒幕がまだいたりで不穏な雰囲気を漂わせて続きが気になる。
主人公翔の妹、天がメインの話。
翔と天、この2人の会話が中心となるのだがテンポがよくいきぴったりの会話で見ていて飽きない。
翔に雑に扱われたときの早口で文句を言うところが特に好き。
放火事件の時からこの兄妹がお互いを大事に思っていることは分かっていたがそらいろではさらに深いところまで新海兄妹について知ることができた。
スティグマが前進に広がり周りから忘れ始めた後の天は甘えん坊でしおらしく普段の元気で生意気な時とのギャップで可愛かった。
天が消えてしまうかの瀬戸際でお兄ちゃんが好きだから付き合ってと言われたときの受け入れるかの選択肢には本当に悩まされた。
受け入れたら消えてしまいそうだから受け入れないを選んだが正解の選択肢でホッとした。天が消えなくて済んだ後、天がこれ以上危険な目に合わないようにゴーストを倒そうとたちあがったのはかっこよかったしソフィからもらったアーティファクトが放火事件の時の炎なのも妹を苦しめたアーティファクトで妹を救うという因果を感じさせた。
はじめての面と向かったユーザー同士のバトルで白熱した戦いだったし最後まで天のために折れず覚悟を決めてゴーストを殺した翔はカッコイイし最後はあまり姿を見せていなかった春風先輩とみゃーこ先輩。そして天が助けに来てくれて最高だった。
シリアスな場面を乗り切った後で気が抜けてたのもあるが、ゴーストを倒した後の天の性癖暴露には思わず笑ってしまたのとともこういうギャグ会話を見ると本当に天が消えなくてよかったと思った。
その後は恋人兼兄妹のような関係になり普通の兄妹とは少し違うけれどいつまでもお互いを大切にしたこの美しい兄妹の関係が続いて欲しい。
新キャラも登場し前章よりも大分事件の真相に近づきユーザー同士のバトルも見れたし親友キャラだと思ってた与一にも裏がありそうなこともわかり面白かった。
春風先輩がとにかくエロかわいかった。
女王様の時に手玉に取られるのも良いが、普通のおどおどいているときも情緒不安定で表情コロコロしていて可愛かった。
今までに比べて余りどもらなくなっているのが仲良くなれたら証拠のような気がしてうれしく感じた。
また、普段は頼りなくけど、翔が悩んだり落ち込んだりしているときは不器用ながらも頑張って励まそうとしてくれるのが好き。
彼シャツがめちゃくちゃエロい。
私自身あまり自分に自信がないのもあり、春風先輩の遠慮してしまう感じにはすごく共感できるし、春風先輩と似ているところがある分最後のイーリス戦でもう一つの人格に頼ることなく立ち向かったり昔いじめられていた子に立ち向かえるぐらい成長した先輩の姿には勇気をもらえた。
王子様とお姫様の告白シーンはロマンチックですごくよかった。
デスカレーは酷かった。
メインストーリーに関しては今回で石化事件の犯人や翔のアーティファクトの招待がわかって面白かった。
リグベーダアスラの登場シーンは下からのアングルで月明りを背にした姿がめちゃくちゃカッコイイ。
そらいろの最後のシーンから真の黒幕はソフィとミスリードされていたからイーリスに騙されて与一と高峰を殺してみんなが石化され白巳津川が壊滅したときの衝撃はすごかった。
そこからオーバーロードに覚醒し決して相容れないけれどイーリスを倒すという目的が一致したから与一(リグベーダアスラ)と共闘する展開は熱かった。
最後にオーバーロードを持っているのは別世界の翔(プレイヤー)と判明してプレイヤーというメタをゲームにうまく落とし込んでいたのはすごいと思ったしタイトルの9-nine-の意味が事件解決の鍵を握る9人目のユーザーであるプレイヤーと判明した時には鳥肌が立った。
今までの三つのエピソードで形作られた希亜のクールなイメージを今回のふにゃふにゃした希亜の甘えで完全にぶっ壊されそのギャップにやられた。
これまでの3つの枝とは異なり希亜がアーティファクトを手に入れる前に接触したこの枝では希亜が翔を全面的に信頼してくれるようになったのだが、肩の力をぬいた希亜がふにゃふにゃしていてとにかくかわいい。
苦手な幽霊がでてくるホラー映画を観て絶叫している様子やコスプレしてはしゃいでいる様子が新鮮でとにかく良い。そしてなによりも希亜の直接的なアプローチが可愛すぎてニヤニヤが止まらなかった。
付き合って一夜明かしたことが天にばれた時のwowが一番面白かった。
ストーリーに関してはオーバーロードを使いこなせるようになったおかげで騒動の初日から未来が変わり高峰との交流も増え今までとは全然違う展開になっていった。
はるいろとは違う展開にはなったがみんなで協力して最後にトラウマを乗り越えた希亜のジ・オーダーでイーリスにとどめを差し与一が出てこなかったことや結構あっさり終わったことに物足りなさを感じつつもみんなの和気あいあいとした会話やこれからの幸せな未来を感じさせる希亜と翔の一枚絵を見てこれで終わりかとエンディングでそう思わせてからのどんでん返しは本当に衝撃だった。
イーリスを倒した後に与一がイーリスと手を組んで出てきた時はやっぱお前がいないとなと思わずほくそえんでしまった。
そう思っていたのも束の間でイーリスに同調し無数のアーティファクトを使えるようになった与一は強力でみんながどんどんやられていって最後に希亜もやられてしまいこの枝の記憶を持った希亜との別れのシーンは挿入歌のsquallも相まって本当に悲しかった。
別の枝にいき与一を止めようとしたものの守りたいものがたくさん翔に対して守るものが何もない与一は圧倒的で何度も繰り返してもみんなが与一に殺されていく所はまさに絶望のどん底だった。
けれどそこから自分の力とプレイヤーの存在に気づいた翔がヒロインたちの幻体を作り別の枝のヒロインを同調させてからの与一&イーリスとの最終的は激熱だった。
ヒロインたちに見守られながら様々なアーティファクトを使いこなし与一を圧倒していくのは爽快だった。
与一を乗っ取ったイーリスに沙月ちゃんと協力してあらゆる枝の未来イーリスをとらえてからの魂の色を宿し覚醒した希亜の「ジ・オーダー、フルアクティブ。ジャッジメント」はめちゃくちゃかっこよかった。
そのあとの日常シーンや事件からしばらくして少し髪の伸びた希亜と翔の幸せそうな様子を見て本当に平和が戻ってきてよかったなと思うと同時にこの幸せがいつまでも続いて欲しいなと思った。
守られるだけじゃなくてみゃーこ先輩が争いが嫌いな性格だけど翔をこれ以上苦しませないために与一に攻撃してまで止めてくれて惚れ直した。
正直メインヒロインはみゃーこ先輩ではなく希亜なのではと感じていたがこのシーンでメインヒロインの威厳を感じさせた。
みゃーこ先輩は自分のアーティファクトが盗む能力で自分の本質が盗みだと落ち込んでいたが、最後に盗みではなく支配の能力と分かりノブレス・オブリージュの考えを持ったみゃーこ先輩にふさわしいなと感じた。
二人には他のヒロインと付き合っていた枝の記憶があるけれど友達からやり直そうといった2人の様子からいずれまたゼロから思い出を作って付き合うことを予感させて良かった。
イーリわ倒した後のそれぞれの枝でのヒロインとの幸せな様子やヴァルハラ・ソサイエティのメンバーの楽しそうな活動を見れて安心するとともにすごく愛おしいかった。
みゃーこ先輩の浴衣や天のナース服、春風先輩の水着や希亜のコスプレ全部可愛くて最高!最後に翔が初日に戻りアーティファクトがこの世界に来ないように世界の目を修復する時の翔とプレイヤーのお別れのシーンでは今まで翔が何度絶望しても立ち上がって最高の未来をつかみ取ったのをそばで見守ってきたが、その翔がプレイヤーである自分のことを相棒と呼び感謝してくれたにはめちゃくちゃ嬉しかったし逆にこっちが感謝したいくらいだし最後に名前を呼んでくれるというのも最高だった。
私自身魔法や超能力が使えたらなあと何度も思ったことがあるが、9-nine-を読み終わった後の今ではそういう非日常はnanogram一番良いなと感じる。
結局与一とは和解できないまま終わったが、アーティファクトが流出しなかった枝では与一と翔が友達のまま平和に暮らしてほしい。
エンディングのオープニング曲であるInFINITE LineのGrand verが流れた時はとうとう終わってしまったんだなとすごく悲しいけれどエンディングを見ながら内容を振り返る時間が結構好きだったりする。
最後のみんなで謎解きイベントに参加している一枚絵はどの枝のことかはわからないけれど幸せそうな様子が見れただけで十分です。タイトルからソフィから話せたけどこういうおまけ好き。
ここのかのOPであるReAliZeででて来る言葉ですがここのかをクリアしても「 」の明確な答えは分かりませんでした。
しかし、新章をクリアした今なら「幸せに」だと思います。根拠としてはみゃーこ先輩が翔と与一の戦いを止めるためにアーティファクトの真なる力を解放したシーンのオーバーロード画面でのタイトルが「この世界はキミを」であること。
また。このシーン内でみゃーこ先輩のセリフに「せめて、この枝でだけは。せめて、私がいる、この世界でだけは」「翔くんを、幸せにしてみせる!」というセリフがあるので「 」には「幸せに」が入るんじゃないかと思います。
ソフィ
最初は高圧的で嫌な奴という印象が強く黒幕なんじゃないかと疑ったこともあったけど全部終わった後の印象はとすごくいい子で頼もしくツンデレでかわいい。
深沢与一
ラスボス系親友キャラ。
可愛い顔に反して女好き、親友キャラに見せかけて黒幕と二回も騙された。本音を知ることはできたが結局仲直りはできず最初の翔とのバカな会話が好きだったから悲しい。
嫌いよりではあるけどこいつがいなかったら9-あそこまでの絶望はしなかっただろうしここまで9-nine-が面白くなってないと思う。
「九條さんのラブボディを、イマジネーション!」がお気に入りのセリフ。
成瀬沙月
だらしない適当な先生で結構タイプ。
こんなお姉さんが欲しい。
物語にあんまり関わらないと思っていたが意外にもユーザーでラスボスの依代と結構重要キャラだった。
翔をはやし立てている時が一番輝いてる。巫女服の神聖な雰囲気には思わずドキッとした。
高峰蓮夜
一本筋の通ったやつ。どの枝でも常に与一の味方であり続けていてカッコイよくサブキャラの中では一番好き。
ただの中二病かと思ったらちゃんと強いくて頼もしい。
ファミレスではしゃいだりたまに素が出て一人称が僕になるところが可愛い。
友達になりたい。
レナ(ゴースト)
デザインがかわいい。
ゴーストは油断ならない敵で恐ろしいという印象だったが、レナは信用できる頼れる相棒といった印象。
レナはぶっきらぼうではあるが言葉の中に優しさが感じられてやっぱり翔の幻体だなと感じる。
大将呼びが好き。
どの音楽も最高だが特に好きなのはBGMに関してはゆったりとして落ち着くunder the moon、ラスボス戦での逆転を思い出させてノリノリになれるmile likelihood。
歌に関しては9-nine-のオープニングであり何度も聞いたInFINITE Line、未来のイーリスに希亜がとどめを刺すときに流れた疾走感が気持ちいいDEAR MY WAKER。
原画・キャラデザの和泉つばすさん、どのキャラもカッコいい&可愛くて表情豊かで最高ですありがとうございます。
個人的なお気に入りは天と翔のお風呂のシーンとゆきいろの最後の花に囲まれた希亜、浴衣姿のみゃーこ先輩、水着の春風先輩です。
SD原画・彩色のぺろさん、SDイラストはこじんまりしていて可愛いし、コミカルな雰囲気で日常パートにマッチしていて最高ですありがとうございます。
個人的なお気に入りはUFOキャッチャーのシーンと焼肉のシーンです。
9-nine-はキャラが可愛くどんどん引き込まれるストーリーで最高のゲームでした。
プレイヤーが九人目のユーザーでタイトル回収した時が一番衝撃を受けました。
今年の9-nine-のアニメ化が楽しみです。
9-nine-を製作してくださったぱれっとさん、そして9-nine-製作に関わったあらゆる人に感謝を。めちゃくちゃ面白かったです!
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